昔、学校の授業で一度は聞いたことがあると思う
マルクスの資本論をわかりやすく読み解き
2020年の現代の私たちの働き方、また個人で資産家になる方法をまとめてみました
マルクスとは19世紀イギリスで著名な経済学者、哲学者として
現代の働き方に大きな影響を与えた人物の一人です。
この本の中心を結論から申し上げると
マルクスの主張
資本主義を続けれいれば
いずれ資本主義が崩壊するという考え方です。
19世紀のイギリスは資本主義のど真ん中。
資本家がうまく資本主義の流れに乗ろうと必死の時代。
お金持ちが労働者から搾取しすぎている。
この流れによって
資本家はますます大きな資本家へ
労働者はますます貧困になってしまうというものです
マルクスは当時は労働者が不当な働き方を強いられていた為に
このまま資本主義を続ければ
労働者が反発し覆すものになると考えたのです。
しかし、実際は現代のように資本主義は以前と続いています。
継続的に資本家が労働者が搾取する形になっています。
資本家が儲かる世の中になっている。
時間を切り売りしている労働者は搾取される
この構図を理解する必要があります。
資本家は労働力を活用してその資産を増やしています。
例えば資本家は100円でみかんを仕入れても結局ほぼ安く100円くらいでしか売れない
しかし、資本家が労働力を仕入れれば
労働力は給料を超える利益を生み出してくれます。
例え労働者が1億円の利益を生み出そうと
経営者や資本家が払うのは
労働者がどれだけ利益をあげても毎月決まった給料だけ
この資本家(経営者側)が労働者に払う賃金をこの本の中では
再生産費と読んでいます。
これは働く側がまた労働をすることが出来るように
家賃や食料などを賄える金額として経営者側は払っています。
このように資本家は
労働者が作り上げた利益ー再生産費(給料)として
その資産を増幅させている仕組みです。
搾取される側でなく資本家側になることが大切です。
ならどのように資産家になることが出来るのか
19世紀と現代を比較して導いて見ます。
19世紀
・資本家とは商品を生み出す設備を持っている
・大量の労働力を仕入れられる
↓
もともと資産を持っていないと資本家にもは慣れない
↓
労働者として搾取され続ける

どうやって?
先程お伝えしたように
150年以上前にマルクスが提唱した資産家が労働者を搾取し続ける構図は
2020年の現代でも続いています。
しかし、現代は誰でも情報を発信したり商品を作ることが出来る
150年前には出来なかったことが現代では成し得ることが出来ます。
搾取されるのではなく個人で資産を継続的に積み上げていくことが大切だと感じました。
150年以上前からの世の中の構図を理解し現代に生かすことを学べる本でした。